栃木県鹿沼市は、建設中の「南摩(なんま)ダム」周辺の整備・検討状況について現地見学会と説明会を開催し、その後、ダム周辺で事業を検討している民間事業者との意見交換会を行う。
南摩ダムは水資源機構が建設しており、約2km2に及ぶダム湖(貯水池)が誕生する。2027年度の管理開始に向け、貯水位を上昇・降下させて、ダム堤体や貯水池周辺の地山などの安全性を確認する試験湛水(たんすい)を2024年11月に開始した。
現地見学会と説明会は、2025年1月16日まで参加者を募集して、1月22日午前に実施する予定。意見交換会は、1月23日~27日に参加を受け付け、2月6日~14日に鹿沼市役所で実施。結果の概要を3月中旬に公表する予定だ。なお、現地見学会と説明会に参加しなくても、意見交換会に参加できる。
意見交換会では、事業参入の可能性や条件、湖面の利用ルール案の内容、湖面の活用、ダム湖周辺で実施したい事業などについて意見を募り、今後のルール化や公募内容に生かす方針。なお、湖面を活用した事業を行う際は、生態系保全の観点から、ダム湖への生物放流禁止を前提とする。
南摩ダムのアクセス(管理棟までの距離)は、東北自動車道・鹿沼インターチェンジ(IC)から16km、栃木ICから20km、都賀西方スマートICから14.5km、JR鹿沼駅から12km、東武新鹿沼駅から8.5km、スノーピーク鹿沼から3km。
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