人口約7900人の小さな町、北海道南幌町が整備した室内遊び場「はれっぱ」が、多くの人を集める人気施設となっている。子育て施策を充実させ、札幌のベッドタウンとして人気が高まり、近年人口が増え続けている南幌町が「次の一手」として進めている取り組みだ。
南幌町は、ここ最近人口が増え続けている町として話題となっている。2022年7月以降は前年同月と比べてずっと人口増が続いている。2024年12月1日現在の同町の人口は7932人だ。
特に子育て層の移住が目立ち、年少人口(15歳未満)の増加が顕著となっている。総務省による2024年1月1日時点の人口動態データによると、年少人口の増加率は14.11%(対前年比)と全国1位だ(関連記事)。
南幌町が子育て世代に選ばれている理由はいくつかある。まず、札幌から車で約45分という立地、そして、地価の相対的な安さという地域特性が挙げられる。さらに南幌町ではこうした特性を生かし、住宅建築費の手厚い助成をはじめとする子育て世代向けの施策を充実させていった。これら要素が重なり、札幌のベッドタウンとして選ばれる結果に結びついたと見られる。
2024.12.27
新公民連携最前線 https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434167/122600291/
top