『龍ケ崎市の公共施設再編成に対する提言~公共施設の「新しいカタチ」を創造し、公共施設再編成のトップランナーへ~』
平成25年6月からスタートした、龍ケ崎市における公共施設の再編成に関する有識者会議が、11月13日に提言書をまとめて、中山一生・龍ケ崎市長へ提出した。
地方自治体における公共施設の再編成の課題は、全国的な共通の政策問題として、各地で様々な取り組みが進められている。龍ケ崎市は、施設・設備の点検・補修等によるFM(ファシリティマネジメント)に先進的に取り組み、維持管理費の大幅な効率化などを達成している自治体である。また、公共施設のマネジメントに関する条例を全国に先駆けて制定するなど、着実な取り組みを進めてきている地域である。
今回は、平成24年度に茨城県内で初となる『龍ケ崎市公共施設再編成の基本方針』(計画期間:平成24~63年度。40年間)を受け、「公共施設の建替え、改修による長寿命化、統合等の適用の考え方」、「その適用の時期」、「稼働状況、収支状況その他の公共施設の現状把握の方法」などを含む、幅広い論点について議論を行った。
提言は本編と資料編の2部構成となっており、『龍ケ崎市の公共施設再編成に対する提言~公共施設の「新しいカタチ」を創造し、公共施設再編成のトップランナーへ~』のタイトルのもと、龍ケ崎市の今後の公共施設再編成の考え方に関して、会議での有識者会議委員の知見等を含め、実務的な視点からの提言書となっている。
新しいカタチの実現にむけて、これからの龍ケ崎市の取り組みが注目される。合併自治体ではない自治体のリーディング・モデルとなることを期待したい。
(提言書提出の様子)
詳細は、龍ケ崎市公式HPをご参照ください。
http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/procedure/2013111400049/
『龍ケ崎市の公共施設再編成に対する提言』
(提言の構成)
提言にあたり
第1章-公共施設再編成を進めていくために
第2章-行動計画策定における考え方
第3章-まとめ
『龍ケ崎市の公共施設再編成に係る提言書(資料編)』
(資料編の構成)
学校施設の利活用について
龍ケ崎市公共施設再編成の行動計画策定に係る有識者会議設置要綱
龍ケ崎市公共施設再編成の行動計画策定に係る有識者会議委員名簿
龍ケ崎市公共施設再編成の行動計画策定に係る有識者会議開催経過
龍ケ崎市公共施設再編成の行動計画策定に係る有識者会議議事要旨
龍ケ崎市公共施設再編成の行動計画策定に係る有識者会議会議資料
(参考)
「龍ケ崎市公共施設再編成の行動計画策定に係る有識者会議とは」
龍ケ崎市公共施設再編成の行動計画策定に係る有識者会議」とは、主に老朽化が進む公共施設の統廃合や建替えを含む適正な機能の確保及び効率的な管理運営を実現する『公共施設再編成の行動計画』を策定するにあたり、有識者の知識及び知見を反映させるために設置するものです。
「有識者会議の所掌事務」
次に掲げる項目について検討し、その結果を提言書に取りまとめ、市長に提出します。
1 公共施設の建替え、改修による長寿命化、統合等の適用の考え方
2 前号の適用の時期の考え方
3 稼働状況、収支状況その他の公共施設の現状把握の方法
「有識者会議委員の構成」
委員は、学識経験者、先進的な取組を行っている地方公共団体職員等で組織します。
1 一般財団法人地方自治体公民連携研究財団企画開発部長 藏田 幸三
2 千葉工業大学工学部デザイン科学科助教 倉斗 綾子
3 さいたま市行財政改革推進本部副理事
(公共施設マネジメント推進チーム担当) 西尾 真治
4 習志野市財政部資産管理室資産管理課主幹 岡田 直晃
5 秦野市政策部公共施設再配置推進課専任主幹兼課長補佐
兼教育部教育総務課複合施設計画担当主幹 志村 高史
6 龍ケ崎市職員(市長公室長兼統括政策監)
7 龍ケ崎市職員(政策推進部財政課長)
8 龍ケ崎市職員(政策推進部企画課長)
( 敬称略 )
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